『障害年金って何?』
名古屋北法律事務所
事務所だより−長谷川弁護士の豆電球 より
『年金改革を言うなら、障害者に対する配慮を!!』
先天性の障害や 成人前に発症した障害に対する国民年金行政が
どうも理解できない
成人後に発症した障害と区別する理由が理屈になってない気がする
『他年金との併給は認められない』とか
『現金収入があるなら障害年金は支給停止』とか言って
定期的に『現況届』を出せと言う
成人後に障害を発症した人や 歳をとって賃金労働をやめた人は
事前に保険や貯蓄で備えることもできるけど
成人前に発症した人は
保険金や貯蓄もない上に
民間の生命保険や医療保険にすら入れない人が多いじゃん
要は、年寄りの金持ちは認めるけど
障害者には
『健康で文化的な最低限度の生活』をしたかったら『血の汗流せ』
って言ってるんでしょ
うっかり障害を持って生まれちゃったがために
一生の罰ゲームを背負っているようなもんだね
その根拠だって
『自分で保険料を納めたわけでもないやつらに
特別のご加護で支給してやってんだ』
って言うんだよ
国民年金は 社会保障であって貯蓄じゃないんじゃなかったっけ?
今 80歳以上の世代なんて
たいして保険料を納めなかったのに ちゃんと受給してるし
サラリーマンの扶養にあった配偶者だって『健康で文化的な』生活してるよ
あと、同じ『先天性の障害』でも
未成年のときの 医療機関での受診記録があるかどうかで
扱いが違うのも意味不明
だって、未成年者が病院へ行くか行かないか、
その病院に診療記録が残っているかいないか、って
本人の責任ではどうすることもできないよ
過去にさかのぼってどうこう出来るものでもない
『親(医師)の因果が子に報い』るのは憲法違反です
ほんと、
「年金改革を言うなら、障害者に対する配慮を!!」願います