2010年05月15日

「助けなさい、さもなくば逃げなさい」by 岡田斗司夫

みなさんの周りに
『文句たれ』の人、居ない?
何に対しても否定的な発言をしてて
いつでも自分は被害者なの
そうして聞く者の心を支配する

そんな事を考えていたら
朝日新聞の人生相談が目に付いた!
 2010年05月15日 朝日新聞 Be on Saturday「悩みのるつぼ」
 『父親が大嫌いです』回答者:岡田斗司夫

全文(ってか、校正前のもっと丁寧な文)が
回答者のBlogに出てるよ↓
 オタキングex社長ブログ
 『メイキング・オブ「悩みのるつぼ」
(いちおー要約)↓

【相談】「父親が大嫌いです」
相談者:女子高生 10代
父親が大嫌い
母は常に「父のようになるな」と言っている
父が死ねばいいのにとさえ思う。
いっそのこと虐待でもされれば訴えられるのに。
私はどうすれば良いのでしょうか。
思春期という理由で片付けないでほしいです。
【回答】「お母さんを助けるか、逃げるか」
回答者:評論家 岡田斗司夫
「お父さんみたいにならないで」
母はいつも言う。不思議です。
あなたは女、父にはなれません。なるとすれば母親でしょう。
「お母さんのようになっちゃダメよ」 こう言うべきです。
「私のような母親」とは
『自分に無関心・無頓着な夫と結婚し、離婚もできず、
 思いつく限りの愚痴を幼い頃から言い聞かせ、
 やがて娘が「父など死ねばいい」と思いこみ
 休日に泣いて過ごすように仕向ける母。』
それが「私のような母」です。
本当に最悪の父なら、なぜ母は離婚しないのか?
あなたの父親像は、母の愚痴でできている。
繰り返される呪いの言葉が
(あなたと父との)楽しい思い出を消してしまったのです。
人間は弱い。誰かの愚痴や文句を言わないと生きていけない。

 ではどうするか? あなたがこのマイナス連鎖を切りましょう。
誘ってあげて、お母さんの興味を外に向けさせる。
本当に最悪な父なら、あなたと母が一緒に働いたら独立も可能でしょう。
 難しすぎますか?じゃああなただけでも逃げてください。
高校生ならもう働けます。
逃げなさい。さもなければ、母を助けなさい。
そうだよね〜
現代日本の母親の陥りやすい罠なんだ
自分のいいように子を洗脳する(いや、父親もかもだけど)

回答者の岡田氏自身による解説(@Blog)↓
 僕たちの心は、「ひとつの統一された自我」ではできていない。
僕たちの脳内には複数のキャラが存在し、話し合って行動を決めている。
僕はこれを「脳内学級会」と呼んでいる。
声の大きい奴もいれば、冷静な奴もいる。気弱だけどガンコな奴もいる。
ただし、先生はいない。無力な学級委員長がいるだけ。
そう、この学級委員長こそ「私」なんだ。
 
 で、彼女の脳内には
「お父さんだから好きになりたい」という女の子が確実に住んでいる。
でも、それよりずっと声の大きくて威張っている「怖い人」が
クラスを支配している。
それが「母親」じゃないか。

分析だけで終わってしまったら、彼女は母親まで憎むことになる。
父が嫌いで母まで憎んじゃったら、彼女の人生に救いが無くなる。
そんなことは絶体にやっちゃダメだ。
今後、どのように「現状を捉えなおし」「心を建てなおし」
「今日からできること、に落とし込む」か?
 
 まず、母を赦さなくちゃいけない。
母の絶望とその原因の特定。新しい感情のはけ口の提示。

 そのために女子高生の相談者でもできることの例示。
ダメだった場合、最悪は「逃げればいい」という落としどころの提示。

 彼女自身、これまでいろんな人に相談してきたかも知れない。
最後の「思春期という理由で片付けないでほしい」という叫びは、
それまで彼女がどんな相談をして、どんな「回答」を得たかが
うかがえて痛ましい。
いつも思うんだけど
この人の回答には愛があると思う
っていうか
この人の回答は愛で出来ている

彼の回答姿勢を 別の日の Blog から↓
「新聞の紙面で答える」というのは、
すごく多様な人たちが読む、ということを考えなくちゃいけない。
世代毎に価値観はさまざまだし、
それを「古い」「イマドキ通じない」と非難してもしかたない。
多様な人たちが、多様な価値観で共存できることこそ、
「豊かさ」の証だからね。
人生相談なんて、できることはたかが知れている。
相談者に答える、ではなく説教をするでもなく、
「思考の補助線を提示する」とか
「なんだか気が晴れる気がする」ができれば上等じゃないかな。
人生相談の極みだねヾ(^▽^)ノ

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ラベル:考える葦 本とか
posted by kururu at 20:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私のまわりの難しさを抱えた人間はじつはちび兄ちゃんだけではないことがわかってきた今日この頃です。
なんでも症候群や病気と捉えることはよくないと思いますが、傾向は似ているようです。
でもそ「質」と上手く付き合えるよう努力しています。
たぶん家族でしかわかりあえない繊細なものなんでしょうね。
彼女の心の叫びも届きにくかったことが気の毒ですね。
とにかくご近所や友人など身近なところから社会と太いパイプを持てたら心強いですね。きっと。
それとも、本人の生命力を信じてあげることでしょうか?
思い当たることを書いてしまいましたが、とにかく
自分なり相手なり、対象者に対して本気で考えているっていう姿勢が大切なような気もします。
いろいろ書いてすみません。
納得がいく道がみつかるといいですよね。
Posted by kohaku at 2010年05月22日 00:15
> 私のまわりの難しさを抱えた人間は
> じつはちび兄ちゃんだけではないことがわかってきた

表に出ていないだけで
実は、障害や病気で困難を抱えている人って
かなり居るんですよね

日本は他の先進諸国と比べて
『障害者』が極端に少ないんです
(欧米では人口の30%とも言われています)
統計の取り方(役所に申請した人だけをカウントしてる)のせいでもあるんだけど
もっと大きい理由は
日本では偏見が強いので
困っていても申請しない、とか
「障害者なんて別の世界の人だ」と思い込んでいるために
周囲の人も、また 自分でも、障害のある事に気付いていない(あるいは認めたくない)
なんて人が多いからなんだと思います

この新聞の相談者(女子高生)の母は おそらく依存症だけど
当人(この母親)が問題に気付かない以上
医療の力よりも
この相談の回答で示されたような働きかけが
現実的なのでしょう
娘(女子高生)にばかり負担がかかるのが気掛かりですが・・・

> 自分なり相手なり、
> 対象者に対して本気で考えているっていう姿勢が大切なような気もします

そうですね
分かったような顔で 簡単な答えでやり過ごさないで
真剣に考える姿勢が大切ですね

自分でも、うっかりしてると
分かったような顔をしてしまっているかも
真剣に考える姿勢、忘れずにいなくちゃですね
Posted by kururu at 2010年05月22日 02:12
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