2010年04月30日

そういえば 涙は出ない

前回の彼の家出は
あまりにも思いがけず
一瞬きょとんとしちゃったけど
話を切り出されて10分後くらいから涙があふれた

今回も
もちろん予想していた訳ではなかったけど
それでも「彼の言動が近頃変だ」とは思ってたんだ

家に居着かない
生活費を入れない
「金が無い」と らしくもない嘘をつく

しばらく前から違和感があったからか?
それとも前回で免疫(慣れ?)が出来てたか?
今回は
とりあえず 涙は出てない
ラベル:
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こんな時に『ヘルパー探し』再び

ひどく落ち込んでいる今日
ヘルパーの人から契約解除の申し出が (;_;)

2月にヘルパー探しをした折
気前良く 即日即答で引き受けてくれた事業所で
当座はサービス提供責任者の人が来てくれて
その間に、正式に派遣するヘルパーを探してくれる
という話だったんだけど
結局ヘルパーが見つからなかったという
5月末までだってさ

新しい会社とやりとりして
新しいヘルパーを受け入れるというのは
障害のある利用者からしたら大きな負担になるので
次々に依頼先を変えたい人なんて居る訳が無い
確実に派遣を続けられる算段も無く軽く引き受けちゃったのかな〜

不誠実だとも感じるけど
ここいらで縁を切った方が後々苦労せずに済むか、とも思う

ここの会社、事務方はミスが多いし
サービス提供責任者の人は法律の名前すら知らない
(今現在有効な法律は「障害者自立支援法」っていうんですよ
 新聞くらい読もうね)
人の話も聞かないし(利用者はお客さまですよ)
障害ってものの概念も???な感じ
家事をしに来ているのに
「膝が悪くて雑巾がけができない」とか
「老眼鏡をかけてないからよく見えない」とか言う ←\ ( ̄▽ ̄) おい!
それでいて、掃除が行き届いていない所を指摘すると反論をする
だったらメガネをかけてください
3月に来始めた頃から
「家事援助で3時間もだと 他の利用者との掛け持ちができないから」
などと、ヘルパーが見つからない理由(言い訳?)を繰り返し
(そういう事は請け負ってから言うような事ではないでしょう)
「2時間 × 週2回にしたらどうか」などと
そちらの範疇では無いだろう、ってな事にまで口を出す
kururu が説明や指示を繰り返すうち
だんだん面倒くさくなって来たのか
『逃げ腰発言』が増えて来ていた

この 人生の一大事に
こんな面倒が降って来るなんて
タイミングが悪い、とも言えるけど
ミッションがある方が気が紛れていいかも
一カ月の間にいい人が見つかるといいな〜

ヘルパーさんが来てても

ため息出ちゃうよ
ラベル:
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食欲 まるで無し

分りやすいな〜
ラベル:
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不眠

前回程の取り乱し様ではないものの
一睡もできず

彼は といえば
隣でぐーぐー良く寝てた
ラベル:
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「結婚12年 ここで一区切りつけたいのですが」byうちの彼

昨日の結婚記念日から日付けが変わってすぐ(本日未明)

うちの彼が神妙な面持ちで口を開く
「日付けは変わりましたが
 結婚して12年
 ありがとうございました」
ん? こちらこそありがとう
「つきましては ここで一区切りつけたいのですが」
ん??
「私とあなたの婚姻関係を解消したいです」

例の1年間の家出から帰って早2年
最近 口数が少ないと思っていたら
そんな事を考えていたのか
うーん。。。
ラベル:
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2010年04月29日

12回目の結婚記念日 穏やかな一日

二人で
近所の赤ちゃんに会いに行ったり
お散歩したり
おいしいものを食べたり
穏やかな一日
→つづく
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2010年04月28日

手帳の異議申し立てと 年金の生活能力の報告

今回届いた障害者手帳の等級が低くなっていた(これ

それと
障害基礎年金の受給に関して
「知能の割に生活能力が低過ぎませんか?」と
日本年金機構から kururu の主治医の元へ問い合わせがあったようなんだけど(これ
審査は無事に通って支給が再開されたから(これ
解決したものと思っていたら
その後、年金機構から kururu の元へ直接問い合わせが来た(これ
kururu のヘルパー利用の詳細などを訊かれた医師が
「そういうことは病院が答える筋合いじゃない」
と回答を断ったそうで、
それで当人への問い合わせが来たって訳
このお医者さん、至極真っ当

そんな訳で
kururu の困っている事(=生活能力の欠けている所)を逐一挙げて
手帳の異議申立書 と 年金の生活能力の報告書 を作ってみた
それぞれ A4×5枚
まあ、Wordで作って
同じものの細部を書き変えただけで
両方に送ったんだけどね

はてさて 回答や如何に
ラベル:社会保障 自閉症

2010年04月27日

『発達障害とともに―学びをどう支えるか』

昨年の記事だけど
昨日見つけたのでご紹介☆

朝日新聞社
朝日・大学パートナーズシンポジウム
発達障害とともに―学びをどう支えるか
2009年3月1日(日)

【基調講演】心寄り添う指導の場を ―― 竹田契一・大阪教育大名誉教授
【抜粋↓】
 日本ではこれまで、「全員右向け」と言ったら右を向かなければいけない集団指導の教育をしてきた。これが特別支援教育で変わった。というよりも、変わっていないといけない。

 高等教育でうまくいっている例に、障害学生を受け入れるハワイの大学の「Kokuaプログラム」がある。苦手な語学を免除する制度や、大学側が友達を1人つくってくれるパートナーシステムの制度もある。2人一緒だといじめられにくくなるし、話し相手ができる。

 レスリーカレッジという大学では、発達障害専門コースがある。ここでは、自尊感情を高めるトレーニングをして社会に出す。ここの学生に共通しているのは中学、高校でいじめ抜かれて不登校になった経験があること。自尊感情をズタズタにされた経験のある子を受け入れる大学だ。そういう学校がアメリカにはある。

 今後必要なのは、発達障害の子らの心に寄り添った指導ができる場を多くつくることだ。「特性」を「障害」にしないように、または障害があっても負担を軽くするにはどうすればいいかを考える必要がある。


【パネル討論】違い越え つながる
【抜粋↓】
――発達障害における特別支援教育の現状をどうみるか。課題は何か。

花熊:従来の特殊教育や障害児教育から特別支援教育への転換により、通常の教育と特殊教育の壁が取り払われ、個々の子どもに応じた支援を教職員すべてが目指すようになった。一人ひとりの違いに対応できるユニバーサルデザインの授業を目指すようにもなった。LDやADHDの子どもにわかりやすい授業は、ほかの子どもにも理解しやすいという考え方だ。

米田:支援は始まったが、就労という出口でのつまずきの問題は解消されていない。学生が自分自身を知り、自分で決めていく力をつけることが大切と感じる。

品川:子どもたちの教育的ニーズに対応できていない場合が多い。例えば多動な子どもイコールADHD、と安易に決めつけ、医師の診断があれば支援の対象。なければ今まで通り、という固定観念からなかなか脱却できない。
ADHDだからわかってあげようという指導だと、結果的にその子どもの将来を見据えた指導にはならない。


――約4年前に発達障害者支援法ができたが・・・

花熊:地域間格差があり、同じ地域でも学校間格差がある。熱心な先生とそうでない先生との格差も。でも、取り返しのつかない遅れではなく、本腰を入れれば1年で先進地域になりうる。

品川:ここはいい、と思う学校に共通するのは、「特別支援教育やってます」との看板を特に掲げていないこと。特別ではない特別支援教育。学び方が違う子どもがいるという前提で学校や授業を変えていっている所は、看板を掲げなくても子どもが支え合い、教師も生き生き指導している。


――親は何をすればいいのか

花熊:当事者のニーズを行政に伝えること。行政と対立するのでなく、協力しながら行政を育てる視点が重要だ。


――発達障害の子を育てて

米田:就学前に相談した先生に聞いた「苦手なところはつつかず、持っている力を伸ばして」との一言を頼りにしてきた。親は周りの子と比べ、うちの子はできないと言ってしまいがち。でも「あなたにはこんなに素晴らしいところがある」と伝え、できない点を周りに知ってもらうことが大切だ。

五十嵐:失敗だったのは、兄の障害を弟にちゃんと伝えなかったこと。一緒の家にいるのでわかっていると思いこんでいた。

花熊:量より質を考えて、親は子どもをかまってほしい。障害のないきょうだいに「あなたのためだけにここにいるよ」という時間を必ずつくって。それがあれば、時間が短くても親は受け止めてくれていると納得する。


――障害のある人が、自分の認知の仕方や学び方の特性をどう理解するか。どう助けたらいいのか

五十嵐:長男の耳に間違ったかたちで障害のことが入るのが嫌だったので、早いうちから家で障害について言い聞かせた。

花熊:障害を伝えるときには、子どもが肯定的な自己像を確立している必要がある。先生や学校など周りの支援体制が整っているかどうかも重要。友だちとのトラブルが頻発するとき、「僕のほうにいけない点があるのだろうか」と、自分の問題として受け止められるかどうかが大切だ。


【自分を発信 居場所作る/当事者、体験語る】綾屋紗月さん
【抜粋↓】

 アスペルガー症候群と診断され、著書「発達障害当事者研究」を著した東京都在住の綾屋紗月さんと、共著者で東京大学大学院在学中の熊谷晋一郎さんが、自らの体験や身体感覚について話した。

 物や体、人から送られてくる様々な情報をさばききれずに、頭が飽和してしまうという特徴が綾屋にはある。

 例えば、ファミリーレストランなどのにぎやかな所では、相手の話だけに注意を集中することができず、すべての音を拾ってしまう。そのためいろいろな音が一気に頭の中に入ってきてしまう。

 体についていえば、普段から全身のいろいろな場所から、勝手に様々の刺激が発信されている。「頭皮がかゆい」「右下腹部が痛い」「体が重い」など。言葉にしにくい感覚もあり、「うるさい体の持ち主」と言える。これらの刺激が潜在化されずに感じられる。例えば、レストランでメニューを決める際には、のどは「飲みやすいものを」、胃は「おなかがふくれるものを」、皮膚は「温かいものを」とバラバラに訴える。そのため、注文を一つに決めることができない。
熊谷晋一郎さん

 他人とのかかわりでは、例えば、飲み会でたくさんの人と会うと、寝るときになって多くの人たちの表情やしぐさが、スナップ写真のようにバンッ、バンッと再生される。予想もしないタイミングで予想もしない内容を見せられている感じで、痛みのような感覚を伴う。

 「私のことを伝えたい」という開かれた気持ちで、試行錯誤しながら「わたし語り」を発信することで居場所を得ていく。当事者研究とは、そうした居場所の作り方を模索する研究方法だと思う。少しずつだが、無理をしすぎないでいられる居場所が社会の中にできつつあるのを実感している。


【解説/6.3%の子に可能性 小中の通常学級】
 発達障害には、自閉症やアスペルガー症候群を含む「広汎性発達障害」▽落ち着きがなく、時に衝動的な行動をとる「注意欠陥・多動性障害」(ADHD)▽読み書きや計算など特定分野を学ぶことが苦手な「学習障害」(LD)などが含まれる。広汎性発達障害は、想像する力やコミュニケーションに困難を抱える。自閉症の連続体の意味で「自閉症スペクトラム」とも呼ばれる。発達障害は、育て方によるものではなく、脳の機能障害が原因と考えられている。

 文部科学省の02年の調査では、小中学校の通常学級の子どもの6.3%に発達障害の可能性があった。

 05年4月、発達障害の早期発見やサポートを国や自治体の責務とする「発達障害者支援法」が施行された。都道府県や政令指定都市にある「発達障害者支援センター」は、発達障害に関する相談に応じ、支援活動を進めている。
ラベル:自閉症 ADHD LD 教育

2010年04月26日

障害って何? 障害者って誰?

障害と私たちの社会 (子どものためのバリアフリーブック―障害を知る本1)

私たちの生きている街には、さまざまな人がいます。
目の不自由な人、車椅子の人、そして目に見えない障害を抱えている人もたくさん街を歩いています。
障害は決して他人事ではなくて、明日自分も病気や怪我で、障害を持つことになるかも知れないのです。
そんな時に出来ることは?
 障害があってもなくても、人々が同じように不自由なく暮らせるように、いろんな道を考えます。

この本、見開きで1テーマ
『障害って何? 障害者って誰? 私達とのかかわりは?』
ってなことが
分かりやすい解説に 写真やイラストが添えられてて読みやすい
人間の本質へと迫る奥深い内容になってるよ

例えば
『地球上に障害者は5億人』
問:スウェーデンは35%など欧米の国々と比べ
  日本は3%と非常に低いのはなぜでしょう?
答:日本では障害者の定義が狭いのと
  役所に申請している人しか数えていないから
↑それに加えて
日本では社会の偏見が強く
本当は困難を抱えていても申請していない人が非常に多いから
なんじゃないかな
自身の障害を直視するにはパワーが要るからね

例えば
『障害者はむかし・・・』
障害者が差別されるようになったのは、戦争や労働の役にたつかたたないかで人間を選別するようになってからの事です
社会が 支配する者と支配される者とに分かれてきてからと言えます
近代になり工業化が進むと障害者がふえていきます
↑障害者に対する差別意識のある人は、すなわち
自分が社会の歯車として使い捨てられる事を容認している
ということではないのかな
自覚してないと思うけど

例えば
『障害者が暮らしやすい社会に』
都市は、これまでどの国でも、はたらくことを目的につくられてきました
そのため、いったん障害者になると、都市はたいへん住みにくいものになります
↑『都市は』を『社会は』『世間の意識(いわゆる『常識』)は』に置き換えて読んでみて!

例えば
『ノーマライゼーションとバリアフリー』
ノーマライゼーションとは「正常にすること」という意味です
なにを正常にするのでしょうか
人間の社会のあり方を正常にするのです

子供にも理解しやすく書いてあるので大人が読んでも☆
子供に与えるなら
まず、大人が読み、そして、子ども達と共に読むのがいいと思う

2010年04月25日

『障害者の「罪と罰」:イギリスからの報告・下』

毎日新聞の連載から

毎日新聞 2010年4月24日
障害者の「罪と罰」:イギリスからの報告/下 偏見生まぬ報道を求め

【抜粋↓】
 ◇民間団体が記事チェックや啓発、政策提言

 彼の身柄をアメリカに引き渡さないよう議員に頼んでください−−。イギリス自閉症協会(NAS)のホームページにゲーリー・マッキノンという青年の顔写真付きでこのような呼びかけ文が掲載されている。この青年は米国防総省のコンピューターシステムに侵入した容疑で米政府から身柄引き渡しを要求されているが、08年8月に発達障害の一つであるアスペルガー症候群と診断された。

 アスペルガー症候群の特性として、強迫観念に駆られたように興味を注いで行ったことが、周囲にどのような影響を及ぼすのかわからない場合がある。そのような人に刑罰を科しても意味がないとして、イギリスでは医療や心理的ケアに基づいた矯正プログラムが行われている。ところが、米国にはそのような考えが希薄なため、最高で懲役70年の刑を受ける可能性があるというのだ。

 日本でも発達障害の人が事件を起こすと悪質さや猟奇性を強調した報道が行われ、厳罰を求める世論が高まる。そうした事情はイギリスでも同じという。

 NASは発達障害に関するさまざまな調査研究を行い、議会へのロビー活動や政策提言にも積極的に取り組む。発達障害児者の特性に合った学校教育や福祉サービス、矯正施設なども直接運営してきた。職員は約3000人。ほんの数人が事務局にいる日本の自閉症協会とは違う。

 メディア対策班もあり、10人の専従職員がいる。メディアからの問い合わせに答えるだけでなく、NASの取り組んでいるキャンペーンを積極的にPRしている。毎日7種類の全国紙を隅々まで読み、発達障害に関する報道で不適切な内容があると記者や編集責任者に抗議したり、発達障害の特性などを説明した協会作成の「メディアガイド」を渡して啓発に努めている。

 「すぐに反応することが大事です。何か事件があったときには24時間体制で臨み、できれば記事が出る前に記者から連絡が来るような関係づくりにも心がけている」

 全国紙だけでなく地方で発行されている計約1000紙に対し、毎週10〜15種類のニュースリリースを出してNASの活動のPRなどに努めている。イギリス全土で600〜700家族が地方紙の報道をチェックして連絡してくれる体制も築いている。

 ブラウンさんは話す。「毎日モニターしていると良い記事もたくさんあり、自閉症に関心のある記者はとても多い。しかし同時にセンセーショナルな記事も書きたがるので『バランスを取って』と言っている。彼らが理解したいと思っていることは間違いないが、マスコミはあまりにもスピードが速く、記事のスペースも限られており、簡単にまとめたがる。こちらは簡単には説明できず、ジレンマを感じます」。フリーの記者はじっくり取材する傾向があるが、新聞社やテレビ局に勤めている記者はいつも急いでいるという。

    *

 触法障害者のケアや地域生活支援に多額の予算を投入する社会的土壌の形成に努めているのは、NASだけではない。ロンドンに本部のあるNGO「プリズン・リフォーム・トラスト」は、スタッフが毎週テレビやラジオに出演し、刑務所庁や保健省、財務省などとも定期的会合を持って刑務所改革をはたらきかけている。「専門スタッフが16人しかいない小さな組織だが、財源を政府に頼らない独立機関として政策決定に影響力を持っている」

 メディアによるセンセーショナルな報道は多いが、それに対抗するように民間団体は活発に行動し、国を動かしているのだ。
→上)(→中

『障害者の「罪と罰」:イギリスからの報告・中』

毎日新聞の連載から

毎日新聞 2010年4月10日
障害者の「罪と罰」:イギリスからの報告/中 段階踏んで、地域に復帰

【抜粋↓】
 ◇治療・教育から、常時見守りつき自立へ

 冬の日を浴びる広大な敷地に木々が立ち並ぶ。ロンドンから北へ空路1時間、ニューカッスルのノースゲート病院には約200人の患者が暮らしている。ほとんどに知的障害があり、自閉症の人も30人。重大事件を起こした発達障害者に対する矯正プログラムが日本の刑務所や少年院にはほとんどないが、イギリスにはさまざまなレベルの治療・矯正施設がある。

「まずその人にどのような支援が必要なのか、医療やコミュニケーション、身体感覚の面からのアセスメントを12週間かけて行い、個別支援計画を作ります。日常生活を営む基本的な能力が欠けている人が多く、園芸活動、室内作業、運動、認知行動療法などを行っています」

 入院患者のほとんどは2〜3年以内に退院するという。病棟の周囲に高いフェンスが張り巡らされ、監視カメラが常時作動しているのを除けば、日本の知的障害者入所施設によく似た雰囲気だ。

 イギリスには保安の必要性の程度によって高度保安病院、地域保安ユニット、低度保安ユニットの3段階に分かれた治療施設がある。事件を起こした人は責任能力の有無にかかわらず、精神科のケアが必要だと認められると治療施設に収容される。地域保安ユニットであるノースゲート病院には中度保安病棟、低度保安病棟、自閉症専用病棟などがあり、高度保安病院から症状が改善されたとして移ってくる触法の患者たちもいる。

   *

 虐待を受けたり劣悪な環境で育ってきた障害者に対して、自分に自信を持ち、コミュニケーションや感情のコントロールができる能力を身につけることを目指している。
発達障害者の中には相手の気持ちに共感することが苦手な人がいる。日本でもそのような人が事件を起こし、警察の取り調べや公判でのとっぴな発言を報道され物議をかもすことがある。「反省していない」「被害者をぼうとくしている」などと糾弾され、厳罰を求める声が高まったりする。

 こうした障害者に対する刑事政策や世論の問題は、ノンフィクション「死刑でいいです」(共同通信社)に詳しいが、共感や反省は苦手でも、法を犯さないスキルは身につけられるのではないか。そのための支援を研究し実践している専門家も多くはないがいる。

 「ノースゲート病院は認知行動療法を中心に自分のやったことを見つめることを重視している」
刑罰ではなく治療や教育によって尊厳や自信を身につけ触法のリスクをなくしていく方針は、どのレベルの保安施設も一貫している。

   *

 イギリスは60年代から大規模入所施設が解体され、障害者は個々を対象にした福祉サービスによって街での自立生活が保障されてきた。重要事件を起こした障害者も例外ではない。法務省の教育・支援プログラムに基づき、6〜12人がローテーションを組んで地域社会に戻った触法障害者の生活を見守る。障害者の人権と社会の安全や安心感を両立させるためのコストなのである。
→上)(→下

死刑でいいです --- 孤立が生んだ二つの殺人
 池谷孝司(編著)、真下周(著)、佐藤秀峰(イラスト) (著)

『障害者の「罪と罰」:イギリスからの報告・上』

毎日新聞の連載から

毎日新聞 2010年3月18日
障害者の「罪と罰」:イギリスからの報告/上 ケア優先、低い再犯率

【抜粋↓】
 殺人などの重大事件を起こした容疑者が発達障害や人格障害と診断されることがある。いじめ、孤立などが背景にあるが、障害ゆえの言動が「悪質」「猟奇的」と糾弾される。一方、特性に配慮されず刑事手続きが取られ、刑務所では矯正教育が乏しいため、再び罪を犯す人も少なくない。現在の司法は加害者の矯正や社会の安全に役立っているのか。イギリスを訪ね、考えた。

 ◇「病院」で個別治療 段階的に地域へ復帰
 冬枯れの雑木林が広がるロンドン郊外にブロードモア高度保安病院はある。収容患者は250人。殺人や強姦(ごうかん)容疑などで逮捕されたり、既に服役していた人が7割。統合失調症、人格障害、発達障害などと診断された人々である。

 日本の障害者施設の雰囲気と似ている。
ユニット型居室の中央に広いリビングがあり、数人がくつろいでいた。
「コミュニケーションをうまく取れるようにすること、自分のことをポジティブに考えることを学んでいる」と男性患者が落ち着いた口調で話した。

 同院では患者の特性や能力に応じて個々の治療プログラムを作成し、認知行動療法や心理療法を行っている。原因となる疾患をコントロールし、自分の病を理解する。なぜ法を犯したのか内省を促し、行動を管理することを目指している。「院内の治療が地域の福祉サービスと統合されていること、本人が治療に積極的に向き合えるようにすることが必要だ」と管理者の男性は言う。

 英国では容疑者に精神的な問題が指摘されると治療が優先される。共感や内省が難しい障害のある人を服役させるだけでは矯正につながらないとの考えが根底にある。特に「危険で重度な障害」と判断されると高度保安病院などに送られる。再犯リスクが減ると中度保安病院や刑務所、改善すればさらに開放病棟から地域生活へと移行する。そうして地域に戻った障害者が再び法に触れたりして病院に戻ってくる率は5〜6%という。

 国の財政悪化で体制の継続が危ぶまれてはいるが、必要なのは刑罰ではなくケアという思想が、厳罰を求める世論の濁流にあらがう岩のように存在している。

   *

 日本では刑事責任能力が認められると通常の刑事手続きが取られる。刑務所では障害特性に合わせた矯正教育はなく、医療刑務所でも再犯防止プログラムはほとんど行われていない。05年には重大事件を起こしながら責任能力がない人を指定医療機関で治療する心神喪失者医療観察法が施行されたが、統合失調症などに限られ、薬物治療での改善が難しい発達障害や人格障害は対象外だ。

 イギリスでは犯罪を起こさなくても重度の自傷や他害行為があり専門的なケアが必要な人は保安病院で治療される。「入退院の判断は、精神科医と裁判官と心理士などで構成される裁定機関が緊密にかかわって行うことが精神保健法で定められている」
 イギリス自閉症協会にはヘルプラインがあり、発達障害の人がトラブルを起こしたり逮捕されると、すぐに自閉症に詳しい弁護士のネットワークにつながる。
→中)(→下

2010年04月24日

『ホルモンで自閉症改善 金沢大が臨床例発表』

共同通信社 2010/04/23
ホルモンで自閉症改善 金沢大が臨床例発表
 自閉症患者が「オキシトシン」というホルモンを服用すると症状が改善したとの臨床結果を、金沢大などの研究グループが23日、発表した。

 3歳から自閉症とされてきた20代男性で、会話ができず、人と交流ができずにいた。
両親が2008年、スイスからオキシトシンの点鼻薬を輸入し服用すると、男性は診察で担当医の目を見て笑い「はい」「いいえ」と答えるようになり、担当医が驚いたという。

 オキシトシンは視床下部などで作られるホルモンで、男性は血中のオキシトシン濃度が低かったことが判明。
これまでアスペルガー症候群などに効果があった例は海外で報告があるが、同大の東田陽博教授(神経化学)は「重度の知能障害がある自閉症患者が長期間服用し、改善が確認されたのは初めて」と話した。

 オキシトシンは母乳を分泌させたり、出産で子宮を収縮させる働きがあるという。
信頼感を強める機能があり、人が社会で活動するために必要なホルモンと指摘する研究者もいる。
自閉症の治療薬としては認められておらず、男性の点鼻薬は母乳分泌用だった。

興味深い報告が出てきました☆
国内で認可されていない薬を
しかも内服薬じゃないものを飲むなんてのはリスクが高すぎるけど、
今後は研究が進んで
臨床(実用)で、安全な形で、活用出来るようになる事でしょう

けどさ
kururu の飲んでる薬みたいに
キラキラ ワクワク が減っちゃったりもするのかな〜(これ
もっとディープな自閉ちゃんたちの
もっとキラキラの素敵な世界も色あせちゃったりするのかな〜(これ

期待半分、不安半分。。
posted by kururu at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 障害とか病気とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

職業訓練(4回目)

自閉症 kururu の
「目指せ! 優良納税者☆」計画

今週の宿題進捗状況
 病院だとかなんとかでばたばたと過ごし
 全く捗らず(はかどらず)
 反省。。。(v_v)
 自閉ちゃん故か、意識の切替えが上手でなく
 病院行ったら、前後2〜3日はそれしか考えられないんだよね〜

本日のメニュー
・前回の続き
 イラストレーター(アプリケーションソフト)で
 オブジェクトとかパスファインダとか
 あと、ツールをあれこれ使ってみる

今日は、体調もいまいちで
あたまがどうもキレてない感じだった
ざんねん
ラベル:職業訓練 自閉症
posted by kururu at 20:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 目指せ! 優良納税者☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月23日

救急搬送先を選ぶ方法

kururu さー
自閉症の感覚過敏故か
臭いとか光とか諸々で苦手な空間ってのがあるのね
病院も然り、で
苦手な病院とそうでも無い病院がある

救急車のお世話になる時
「どこかかかりつけの病院はありますか?」
って訊かれるけど
kururu のかかりつけの(大きい)病院は遠いので
「そこは無理」と言われる
まあ、当然か

で、そうなると一番近いところに運ばれるんだけど
救急対応の医療機関で 家から一番近いのは
徒歩5分のここ

ここ、苦手なんだよね。。。(ρ_;)
スタッフは 皆 親切なんだけど
暗いし、狭いし、不衛生だし、なんか臭うし
ついでに言うとごはんが劇まずいし。。。
こんなとこに居たら具合悪くなっちゃうよ

救急隊員は
「どこかかかりつけの病院はありますか?」
に続けて
「診察券のあるところ、とかは?」
と訊いてくれる

そっかー、
常識的に救急搬送に対応出来る距離の病院で
自分が苦手じゃないところをみつけて
診察券を作っておけばいいのか☆

・・・と、随分前から考えていたんだけど
用も無いのに病院へ行く訳にも行かず
けど
行ってみないと 病院の様子なんて分かんないし・・・

そしたら、この度
縁あって(?)車で5分程の病院へかかることに♪

行ってみたら、悪くない
外来のゾーンしか見てないけど
例の徒歩5分よりはぜんぜん良さそう

診察券 Get ☆
今後は救急の時にも
ちょっと安心

あとは
自閉症者が個室を利用する権利
個室料金を請求されない権利
が法制化されると(これ
なお安心なんだけどな〜
ラベル:医療 自閉症

尿潜血で精密検査

一昨日、精密検査を奨められたので
区内の総合病院へ行ってみた

受診受付が午前のみ (×_×)
がんばってちょっと早起き

バスで5分
前を通りかかった事は幾度もあるけど
中に入るのははじめて
広い敷地に木々が茂り花が咲き
もう少し早ければ桜も見事だっただろうな

建物は古いけど 内装が新しいのか
ロビーは広々
天井が吹き抜けで 居心地がいい
院内が IT 化されてて 各部署の間もスムース

泌尿器科は大繁盛
待ち合い席の8割方はおじいさん
1割5分程がおばあさん
あと、付き添いの人がちらほら
若い人は、 kururu と、もう1〜2人のみ

尿検査とエコー(超音波)で
大きなできもの(癌とかポリープとか)は無さそうだった
もっと詳しく知るために
血液検査をプラス
痛い検査は必要ないって言われてほっとする
結果は後日

トータル1時間半(内、待ち時間1時間くらい)
初診料 + 病理診断料 + 検査 で
本日 健康保険3割負担で6,400円也

そういえば、地域医療連携とかなんとかで
紹介状の費用もかからず
大きい病院の初診時の別費用(3,000円〜5,000円くらい?)も
かからなかった
しかも
紹介元と紹介先の医療機関で
kururu の診療情報を共有してくれるらしい
なんだか安心
ありがたいな〜
つづく→
ラベル:医療
posted by kururu at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『障害者自立支援法訴訟が終結』

朝日新聞社 2010年4月21日
障害者自立支援法訴訟が終結 東京地裁でも和解
 福祉サービスに応じて障害者に原則1割負担を定めた障害者自立支援法は「法の下の平等」を定めた憲法に違反するとして、
東京都内の障害者ら6人が国に自己負担をなくすことなどを求めた訴訟は
21日、東京地裁(八木一洋裁判長)で和解が成立した。
これで全国14地裁に原告71人が起こした訴訟はすべて和解が成立し、
訴訟が終結した。

 同法をめぐっては2006年4月の施行後、
障害者らが「生存権などの侵害にあたり違憲だ」と提訴。
国側は争う姿勢を示していたが、
昨年の政権交代後に長妻昭厚生労働相が廃止を明言。
今年1月、全国の原告・弁護団と国は
同法を廃止し、13年8月までに新法を制定することなどを盛り込んだ
基本合意を交わしている。

 訴訟終結を受け、原告・弁護団は記者会見し
「裁判を通じて悪法を廃止に追い込んだが、
 ひどすぎた制度をゼロに戻したに過ぎない。
 新法制定を求めるこれからが本当のスタート」
とする声明文を出した。
ラベル:社会保障

2010年04月22日

「全国民からの要望です」by 小沢一郎

高速道路料金の問題で
民主党から政府への要望書を手渡しながら
小沢一郎氏が誇らしげに言い放つ
「これは、
 党からの要望というよりも、全国民からの要望ですので・・・」

おいおい
少なくとも kururu は、日本国民だけど そんな事思ってないし
総理も国交相も日本国民だ
全国民(総理も国交相も含む)がそう望んでいるのであれば
そもそもそんな『要望』を出す必要がない
独裁恐怖政治の国でも無い限り
全国民が同じ意見だなんてあり得ない
全国民が自分(小沢)の考えを大喜びで受け入れるとでも思っているのか?

国会や内閣は選挙で選ばれた国民の代表だ
小沢氏は国会議員ではあるけど それ以上のものではない
『数ある政党の中の一つの政党の役員』でしか無いのに
法に基づいて選出、指名された内閣に対して
「うちこそが国民の代表だ」と言うのは国民に対する冒涜だ

民主党は、なんでこの人を切らないのか?
与党を取った時点でこの人を切っておけば
ここまで信頼を失う事は無かったのではないか
posted by kururu at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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