2010年01月10日

『自閉症、脳内の神経の働きと関係=PET画像で確認−浜松医大など』

医療介護CBニュース((株)キャリアブレイン) 2010年1月5日(火)
自閉症、脳内の神経の働きと関係−浜松医科大

時事通信社 2010年1月6日(水)
自閉症の脳、神経機能が低下=PET画像で確認、世界初−浜松医大など

【両記事の概要】
浜松医科大などの研究チームは、
自閉症者の脳内では「セロトニン神経」が正常に働いていないと証明し、
1月5日に会見、
米専門誌「Archives of General Psychiatry」にも発表した。
「自閉症の人の脳内での障害の仕組みを明らかにしたのは世界で初めて」

 同チームは、
薬物療法を受けたことのない自閉症の人20人と健常者20人の脳を
頭部専用PET(陽電子放射断層撮影)で撮影。
分析したところ、自閉症の人の脳全体では、
うつ病にも関連する神経伝達物質セロトニンを伝える神経「セロトニン神経」の働きを調整する(セロトニンの運搬を担う)たんぱく質「セロトニン・トランスポーター」の密度が健常者と比べて低下しており、
「セロトニン神経」の機能が、自閉症の人は健常者より30%程度低いことが分かった。
 また、脳部位の「帯状回」でセロトニン神経の働きが弱まると
「相手の気持ちが分からない」との症状が、
「視床」での働きが弱くなると
同じ行動などを繰り返す「こだわり」の症状が強まる
など、症状の重症度と相関が見られたという。
 セロトニン神経が弱ると、
別の神経伝達物質ドーパミンを伝える神経が活発化することも判明。
自閉症の人の感情が不安定なこととの関連が考えられるという。

 同チームは会見で
自閉症に関連する遺伝子は複数あるとしたものの、
「遺伝子がどのようにセロトニン・トランスポーターの異常につながっていくかはブラックボックスだ」と述べた。
また、
「遺伝子の関与があることは明らか。環境もまた遺伝子に作用する」
と述べる一方、
精神的な障害には誰でもなる可能性があるとして
「(自閉症は)『遺伝病』では決してない」と強調した。

また、2005年4月の発達障害者支援法の施行以来、
発達障害は公的に認められたが、
脳機能の障害は「何が障害なのか」を説明できない状況が続いた。
「障害がありながらもきちんと可視化できず、
 いろんな意味での不利益を生じさせていた」
「(脳内に)障害部位があることが明らかになったのは、
 今後、発達障害者の支援を実現していく意味では
 とても大事な研究になる」
「自閉症は育て方が悪いと誤解されがちだが、
 脳の障害であることが明確になった。
 予防や治療の方法が進むだろう」
などと述べた。

興味深い研究成果が出ました (^○^)!
「セロトニンを運ぶ蛋白質」が少ないために
「セロトニン神経」の「機能が低い」んだって☆

最近の画像診断技術はすごいな〜
レントゲンやCTなどで
体内組織が分かるだけでもすごいと思うのに
PETって
分子レベル(蛋白質)の量(密度)まで判っちゃうなんて!
kururu の『医療オタク心』をくすぐりまくり☆
あー、この実験、呼ばれたかったな〜


ラベル:自閉症 医療
posted by kururu at 21:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 障害とか病気とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。