2009年11月10日

幻の娘

→つづき
思えば、うちの親は
これまで 現実の娘を見ていなかった
目の前に居るわが子を見ずに
『世間並み』だとか『いい子』だとか
そんなイメージにばかり目が向いていた
現実には存在しない、世間並みの『幻の娘』を
ずっと追い求めていた

だけど、現実の娘は
出来ない、遅い、覚えない、
可愛げが無い、小理屈をこねる
日々体調不良で、しょっちゅう倒れる
どうもイメージと違う娘を前に考える
「努力が足りない」
「真面目にやればできるのに」

『幻の娘』を押し付けられても対応できず
娘は親を避けていた
家に居着かない娘
孝行の気配すら感じられない娘
親の不満は膨らむ

40年目にして初めて見えた現実
親にとってはしんどい事だろうけど
娘にとっては重荷が取れた ってところ

現実を直視すれば 新しい関係が築けるだろう
語調の変わった母の手紙に
淡い期待


ラベル:自閉症
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