2009年02月11日

『片想いさん』坂崎 千春 (著)

坂崎 千春
って知ってる?
JR東日本のスイカのペンギンとか
雑誌クウネルのキャラクターとか描いてる人
絵本とかエッセイとかも出してる
最近何冊か読んだんだけど
片想いさん』(エッセイ集)が とても良かった☆
ストーリーの中で紹介される本やお料理も素敵だし

恋のお話として読んでも
もちろん面白いんだけど
何やらプチ哲学しているのがいいのです
『わたしは誰にもなれないし、誰もわたしにはなれない。
 猫みたいな女の子になりたいと思う。
 でもその猫は「わたし」という名前の猫だ。』

『「世界はきみを入れる容器ではない」
 ということばに救われる気持ちになった。
 それまでのわたしは、世界はわたしを入れる容器で、
 その容器にうまく馴染むために嘘の自分を演じることが、
 世の中をうまく渡っていく方法だと思っていたから。』

『わたしは悲しいとき、コロッケパンを食べたくなる。
 コロッケはあげたてじゃなくて、衣はヘタッとしている。
 濃い安っぽいソースの味。
 ・・・・・
 悲しいとき、体に悪そうなものを食べたくなるのはなぜ?』

『(文鳥の)はなちゃんとふーちゃんの生活は
 「ごはん」「身づくろい」「睡眠」「愛」だけで成り立っていて、
 シンプルで、とても幸福そうだ。
 そう、生きものは、生きているだけで、いいんだね。』

『記憶にはなくても、魂は覚えているのかもしれない。
 大切なもの、大切な人のこと。
 だとしたら、
 ぼけてしまって記憶を失うことを、そんなに怖れなくてもいいんだ。
 ・・・・・
 きっと本当に大切なのは、
 大切な人の記憶を取っておくことではなくて、
 今、そばにいる大切な人に
 「わたしはあなたを大切に思っている」と、
 伝えていくことなんだ。』

<新装版>片想いさん』坂崎 千春 (著)


posted by kururu at 23:48| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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